装道とは

装いの文化と装道の提唱

日本には、茶道や華道というように「道」と呼ばれる文化があります。これらは、いずれも500年、600年におよぶ風雪の中でみがきぬかれてきたものです。

一方、「装道」という言葉は、これまで使われたことも、説かれたこともありませんでした。それは、「装う」ということが、ごく日常的で、改めて「道」とする必要がないほど身近な文化だったからです。装いの文化は、生活の中で祖母から母へ、母から娘へと、装いの技や、術、礼儀作法までも、伝えられてきたのでした。

ところが第二次大戦を境として、それまで家庭生活の中で伝えられてきた装いの文化は、きもの装いとともに断絶寸前になってしまいました。祖母も母も娘に装いの文化を伝えなくなってしまったのです。

このままでは、日本独自の美をもつきもの文化が滅びてしまうことを憂慮して、1964年、山中典士会長は「装道」を提唱したのです。

装道は、祖母や母に代わって、装いの文化、きものの心や「愛・美・礼・和」の智慧を、娘に、そして次の世代へ、さらに世界中に、正しく伝え続けています。

装道とは何でしょうか

すべての女性はより美しくなりたいと努力しています。しかし外面 だけを飾っても、それは一時の美しさにすぎません。日本のきものの装いの中には、人間の理想的な美しい生き方が出来る「愛・美・礼・和」の智慧があることを、山中典士会長は発見いたしました。

きものの装いを技から術へ礼から道へ高めて生涯美しい人生を目指すのが「装道」です。

衣服を美しく装うことは、人間性を高める行為です。装道は、日々の装いによって、「愛・美・礼・和」を「心・言・装・行」に表現して、平和と幸福と進歩を願う、現代の服装哲学なのです。

きものには礼の心が込められているのです

きものを装うと、周囲への思いやりや、やさしさが、自ずと表現されてきます。これはきものにこめられた叡智なのです。きものは、人間の心に深く関与する衣服ということができます。

例えば、「衿を正す」、「折り目を正す」、「躾をかける」、「つつましく」といった言葉は、きものを装うことの中から生まれた、礼儀を表現する言葉です。このように、きものは、優れて精神的な衣服でもあるのです。きものが現代において、教養の衣服といわれる理由も、ここにあるのではないでしょうか。

きものを装って、美しく年を重ねよう

きものは、すっぽりと体をおおいます。そして、心の美しさを表現する衣服です。きものを装っていれば、例え体が衰えても、心の美しさで、いつまでも美しい人生を歩むことができるのです。

生涯を美しく生きるためには、きものが最高の衣服と言えましょう。年を重ねるにしたがって、より深い美しさを増していく衣服、それがきものなのです。

人生の生き甲斐をもとう

日本女性の平均寿命は今や86歳にまで達しています。結婚して子供を産み、その子を一人前に育て上げてからも、実に4、50年の余生が残されていることになります。この第三の人生ともいうべき期間を心豊かに過ごすためには、生き甲斐のある人生設計が必要です。

この第三の人生の生き甲斐設計を立てるには、早すぎることはありません。むしろ若いときから着々と準備をしておくことが大切です。そのためには、権威ある資格を手にし、生涯を美しくする仕事、多くの人々から信頼と尊敬を受ける仕事、家庭と両立しながら明るい社会に貢献できる、「定年」のない仕事を持つことが必要です。

装道きものコンサルタント・礼法講師

装道を実践する「きものコンサルタント」「礼法講師」の資格を取得すればは、美しい生き甲斐に満ちた生涯が約束されています。その理由は、装道を歩む師や先輩と、共通の話題を持ち、ともに研鑽にはげむ多くの友人に囲まれているからです。また、絶えず装道を歩むことによって、美しく年を重ね、人格を高め、精神の充実を計ることによって、子どもたちや周囲の人々、次の世代への精神的指導性がもてるのです。

装道の「きものコンサルタント」「礼法講師」は、周囲より尊敬を受け、人生の生き甲斐を持つという幸福を手にしています。

装道を学ぶ・装道で学ぶ

健康で美しく、心豊かに仲良く、生き甲斐のある幸せな人生を実現するために、装道礼法きもの学院では、日本のきものに込められている、「愛・美・礼・和」を身につけ、着装と礼法の過程を修得する中で、きもの文化を次代に伝えるきものコンサルタントの養成を教育の目的としています。

装道礼法きもの学院は、東京、大阪、名古屋、仙台、広島、福岡に6校を擁し、全国各地に9,000の認可教室が開設されています。心を磨く装いの道「装道」をご一緒に学びましょう。

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